高齢出産とダウン症のリスク
日本では新生児の約1000人に1人の割合で
ダウン症の子が生まれています。
高齢出産(35歳以上)になると
ダウン症候群のリスクは高くなります
ダウン症はの割合
20歳代は約1000人に1人の割合
40歳以上になると100人に1人の割合
45歳では30人に1人の割合に増加します
現在ダウン症の検査は以下の4つの検査があります。
○血清マーカー
妊婦の血液を検査するため、流産のリスクはありませんが、
精度が高くないです。
検査の精度は約86%と言われています。
検査は、妊娠15週~26週の期間で結果までに10日間かかります。
費用は、約1~2万円です。
○羊水検査
羊水の中に含まれる胎児の細胞を検査する方法です。
流産のリスクは0.06%~0.3%程度あります。
検査の精度は99%以上と非常に高いです。
検査は、妊娠15週~18週の期間で結果までに2週間かかります。
費用は、10~15万円です。
○絨毛採取
胎盤になる前の絨毛の細胞を検査する方法です。
流産のリスクはありますが、検査の精度は98%と非常に高いのが特徴です。
検査は、妊娠9週~13週の期間で結果までに2週間かかります。
費用は、10~15万円です。
○新出生前診断
妊婦の血液中の遺伝子を解析することにより、
胎児の染色体や遺伝子を検査する方法です。
検査は、妊娠10週~18週の期間で結果までに2週間かかります。
費用は、20万円以上です。
ダウン症児が生まれる主な理由として
●精子または卵子ができるときの分裂異常
●受精卵の発育初期の分裂異常
このようなリスクをすこしでも軽減するためにも
カウンセリングを受けていただき、1日でも早い
妊娠を目指していただきたいです。
*転座型ダウン症は遺伝
ダウン症には転座型という型がありこのケースは
母親の出産年齢とは関係ありません、転座型の半数は遺伝です。
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